エプロンレポート Vol.1 藤本路加さん(陶芸家)
ブルームーンのエプロンリポート第1回「陶芸家と備後絣」

地元・福山で創作活動を行う陶芸家・藤本路加さんを取材させていただきました

記念すべき第1回目のエプロンレポートは、地元・福山市沼隈町の窯元「陶津窯」陶芸家、藤本路加(ふじもと・ろか)さん。ブルームーン店長・尾崎とは、福山市内で開催された、とある異業種交流会で知り合って以来の仲で、「ものづくり」という分野では、おそれ多くも常々刺激を受けているお方です。

このたびは、去年・今年と秋季に開催された「神勝寺焼作品展(沼隈・弥勒之里美術館)」にお邪魔してきました。取材日当日は作品展の最終日とあって、路加さんにあってはとても慌ただしい一日だったと思うのですが、いつもの凛とした雰囲気で丁重にお相手してくださいました。感謝!

路加さんが着ているのは「備後絣カバーエプロン」。作品を手にしていただき、撮影させてもらいました。
撮影に協力していただいた弥勒之里美術館のスタッフさんの間でも備後絣エプロンが好評。「軽いし、絣のさわり心地がなんだかいいですね」すごく喜んでくださり、このエプロンを着用したまま、笑顔で次の作業場へと移られて行かれました(笑)。

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神勝寺焼と陶津窯について

このたびの作品展の名前でもある神勝寺焼(しんしょうじ・やき)とは、広島県福山市沼隈町・神勝寺(みろくの里)の地に30数年前、常石造船の故神原秀夫社長によって開窯され、 路加さんの父である藤本明成(めいせい)氏が守り続けている「神勝寺焼 陶津窯」で生まれる焼き物。作品展では、明成氏・路加さん・匠紀さんの親子で作品展示を行っていました。

ちなみに、路加さんは曽祖父・陶津の代から続く陶芸一族の4代目にあたるそう。弟の匠紀さんはガラス工芸の道で修業を重ねられていて、近年は名古屋で個展などを開催し、精力的に作品を世に発表されています。

陶芸家・藤本路加の代名詞でもある桜紋。彼女の人柄を現わすかのごとく、繊細かつ凛とした女性らしさが漂います。
小皿とぐい飲み用の器。路加さんの作品には風景や季節の植物を題材にしたものが多いようですが、近年の作品には動物が描かれているものも見かけます。陶芸家の作品といえば、なにやら敷居が高く感じる方も多いと思われますが、路加さんの作品は素人目にもストレートに胸に響くものが多いように感じました。

※編集注
藤本路加さんの作品は、ご本人に許可をいただき撮影させていただきました。当ページに掲載した画像の無断での転載は固くお断りいたします。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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陶津窯 藤本路加 略歴

略歴
1973年 広島県福山市に生まれる
1991年 私立福山暁の星女子高等学校 卒業
1996年 京都造形芸術大学 芸術学部美術科彫刻コース 卒業
1997年 京都府立陶工高等技術専門校 成形科 修了
1998年 京都府立陶工高等技術専門校 研究科 修了
1998〜2000年 沖縄県壷屋焼窯元にて2年修行
2001年〜 準備期間を経て作家活動開始、以降、各美術展の入賞・入選歴多数
陶津窯 ホームページ

http://www.toushin-gama.com/

http://toushin-gamaroka.lolipop.jp/

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神勝寺焼作品展(ブルームーン・ログ '07/11/04の記事)

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